身近な方が亡くなり、やらなければならない手続きの中で、特に複雑で時間がかかるのが相続です。
しかし、「何から手を付けていいか分からない」「平日に役所に行けない」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな時、行政書士のような専門家に依頼することを検討する方もいるでしょう。
依頼するにも、やはり気になるのは費用のこと。
相場が分かりにくいだけに、不安に感じるのは当然のことでしょう。
行政書士を依頼するメリットと費用とは?

行政書士の主な相続業務は、遺産の分け方を取り決めた遺産分割協議書の作成や、預貯金・株式などの名義変更に必要な書類収集、そして遺言書作成のサポートなど、主に「書類作成」と「手続きの代行」にあります。
この書類作成を依頼することで、ご自身で時間を作って何度も役所を回ったり…、法的な不備がないか心配したり…といった、手間や精神的な負担を大きく減らせるのが最大のメリットでしょう。
では、気になる費用の目安はどれくらいでしょうか。
一般的に、行政書士の相続関連の費用は、「依頼する業務の範囲」と「財産の規模・複雑さ」によって大きく変動します。
-
単発の書類作成の場合:戸籍謄本などの書類収集代行や、遺産分割協議書の作成のみであれば、比較的抑えられた料金設定になっていることが多いです。
-
トータルサポートの場合:相続人調査から財産目録作成、銀行口座の解約・名義変更まで一式を任せる場合は、数十万円程度になるのが一般的かもしれません。