大切なご家族を亡くされたとき、悲しみに暮れる間もなく直面してしまうのが、相続の手続きですよね。

もしも、亡くなられた方が「住宅ローンを組んで自宅を購入されていたら?」…その後の手続きは少し複雑になるかもしれません。

「ローンが残っている家なんて、相続したくない!」

そう考える方もいるかもしれません。

しかし、ご安心ください。
多くの場合、被相続人が団信(団体信用生命保険)に加入されています。

ローンがあっても安心?「団信」の存在とは?

団信とは、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害になった場合に、保険金で残りのローンを完済してくれる保険になります。

つまり、団信に加入していれば、残されたご家族がローンの返済を引き継ぐ必要は、原則としてないのです。

この場合、借金のない「きれいな状態」の自宅を相続できる、というわけです。

これは、相続人の方々にとっては大きなメリットですよね。

ただし、注意点もいくつかあるので、しっかりとチェックしておきましょう。

必ずチェックしたい2つの注意点

1. 団信に加入していないケースもある

フラット35など、一部の住宅ローンでは団信への加入が任意となっている場合があります。

また、健康上の理由で団信に加入できないケースもあるのでご注意ください。

団信がない場合、残ったローンは相続人が引き継ぐことになります。

この時、自宅という「プラスの財産」だけでなく、「マイナスの財産」であるローンも同時に引き継ぐかどうかの判断が必要になるのです。

2. 複数の相続人がいる場合

団信でローンが完済されたとしても、自宅は相続財産の一部ですよね。

配偶者の方、お子様など、複数の相続人がいる場合、誰がその自宅を相続するのか、遺産分割協議が必要となってきます。

自宅を一人で相続するのか、売却して現金を分けるのか。

相続人同士でしっかりと話し合うことが大切でしょう。

「話し合いがまとまらない」、「揉めてしまう」などといったケースも少なくありません。

スムーズに進めるためにも、専門家のアドバイスを求めることがおすすめです!

迷ったら【専門家へ相談】という選択肢も視野に!

相続には、法律や税金が複雑に絡み合ってきます。

特にローンや不動産が関わると、「これで合っているのかな?」と不安になることも多いものです。

ご自身だけで抱え込まず、相続に詳しい専門家にご相談することが、最も確実で安心できる道ではないでしょうか。

当相談所では、お客様の状況に合わせた最適なサポートをご提供いたします。

団信の有無の確認から遺産分割のサポートまで、まずはお気軽にご連絡くださいね。

あなたの不安を解消し、円満な相続を実現できるよう、一緒に道筋を立てていきましょう!